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税理士の休日

ジャズライブ

2013.09.24

小澤 尚子

 先日、知人に誘われジャズの生演奏を聴きに行ってきました。
しかし、ジャズなど今までまったくご縁がなく、ジャズねぇ・・・阿川泰子?くらいの陳腐なイメージしかもっておらず、せいぜい歯医者やマッサージ店のBGMで耳にする程度でしたので、はたして楽しめるのか半信半疑で会場に向かいました。

 今回の演奏はラジオ放送の為の公開スタジオ録音というスタイルでした。録音スタジオと言っても300人程入れる広いライブスタジオで、音響はもちろん、会場のデコレーションや照明もきちんとしており、ちょっとしたコンサート会場の様でした。

 演奏者はオランダのエリック・フルイマンス率いる「ゲートクラッシュ」というコンテンポラリー・ユニットでした。エリック・フルイマンスはヨーロッパでは名実共にナンバーワンのトランペッターで、なにやら権威ある賞も受賞していてチケットもなかなか手に入らないとか・・・メンバーは彼の他にピアノ、ベース、ドラムの4人で構成されており、ジャズを核にエレクトロからクラシックまで多面的な音楽性で活動をしているそうです。

 演奏はアンコールも入れて90分位だったと思うのですが、聴き入ってあっという間に終わってしまった感じでしたし、床から響いてくる低音の振動はライブならではですね。
音楽の事はさっぱりわからないので、うまいとかへたとか曲風がとかの説明はなんともしがたいのですが、ジャズを知らない私でも、もっと聞いていたいなぁと思えたし、MCもおもしろかったので大満足でした。

 観客も40代〜70代くらいの方がほとんどで、みなさんジャズを聞き慣れた感がありました。バラード調の曲は目を閉じて聴き、アップテンポな曲は手拍子こそないもののリズムにのって楽しんでいるのがわかります。J-POPのコンサート会場でノリノリになるのも良いですが、なんでしょうねぇ、大人の空間とでも言うのでしょうか・・・とても落ち着いて“時間”を楽しめた気がします。まぁ自分がそういう年代になったせいかもですが。

わたしたちの日常は仕事柄、条文や数字に囲まれ、左脳を中心に酷使していますが、右脳の刺激ももっと必要だと改めて感じました。食わず嫌いをしていたつもりはないですがジャンルを問わず、これからも新しい刺激に積極的に触れて行きたいと思いました。