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税理士の休日

贅沢な弁当

2012.09.21

島田英行

9月の3連休に私の実家である福井に夫婦二人で帰省をした。実に1年半ぶりの帰省であったが家族全員元気で何よりであった。この時の様子はまたの機会に譲るとして、今回は福井に着くまでの話をしようと思う。
 私の自宅から福井駅までは、約4時間30分ほどかかる。これを考えると、車中でどうしても一食は食べたくなってしまう。私は、お酒が飲めるようになってから"新幹線はビールを飲むところ"と決めているので、何かつまみになるようなものを買おうと、ちょっと早めに自宅を出て東京駅に向かった。
 実は、品川駅に新幹線が止まるようになってからは品川駅を利用していたのだが、東京駅の大丸百貨店地下の弁当売場がリニューアルしてさらに充実したという情報を入手し、今回は東京駅からの乗車にしたのである。
 大丸百貨店地下の弁当売場は、行かれた方は知っているかもしれないが、有名な弁当屋あり、総菜屋ありと見るだけでもかなり楽しめるのである。そこに今回は「お肉の細道」という一角が新しくでき、お肉専門の弁当屋が7店舗ほど新規に出店した。
 お店は叙々苑やたいめいけんなど誰もが知っているところばかりであるが、中でも私が一番興味を引かれたのがミート矢澤である。
 ミート矢澤と言えば、ハンバーグが有名かもしれないが、私が食べたいと思ったのは、その名もズバリ極味(きわみ)弁当である。お値段なんとビックリ価格の9,600円!普段は絶対食べないが、今回は妻と半分ずつ分けてしかも話のネタにということで購入した。
 購入してから1時間ほどして新幹線に乗車し、はやる気持ちを抑えつつ、とりあえずビールで喉を潤してから待望の極味弁当御開帳である。中身を見た瞬間、二人で思わず
「おー・・・」。内容は、黒毛和牛100%ハンバーグ、A5ランク黒毛和牛ステーキ(シャトーブリアンとサーロイン)、あとは付け合せの野菜たち。
 早速、ステーキを一切れ食べる。まだほんのり暖かく、ミディアムレアに焼かれたお肉は良質のサシが入り柔らかく、言うまでもなく絶品の一言である。ハンバーグもナイフで切ってみると肉汁がジュワーとあふれ、玉ねぎなどは入っておらず、これまた絶品の一言である。まさに、「ザ・肉」である。
 二人で美味しく頂いたが、一人で食べるにはかなりのボリュームで私の年代の胃にはかなりへヴィな食事になるであろう。一人で挑戦する方は覚悟してかかった方が良いかもしれない。
 とにもかくにも、心もお腹も満足して無事福井駅に着いたわけだが、その日の夕食もお肉であったことは誰にも文句は言えまい・・・。