1. 日野支部 トップページへ>
  2. 税理士の休日>
  3. 見上げれば雲・・・

税理士の休日

見上げれば雲・・・

2012.06.25

飯森 暁

 

現在平成24年6月中旬。今年も梅雨が来た。見上げればやはり曇天。

梅雨といえば、老若男女問わずイヤなものの代名詞。
じめじめして、さえない天気、電車内で傘を持つのも煩わしい…
しかし今年あたりは事情がちょっと違うのでは?
日差しがなくて気温が上がらないので、原発稼動が縮小し節電の要請がある今、冷房をつけずに済む。
地球のオゾン層が減少して紫外線の有害度が増している今、曇天はお肌にやさしい。
さらに過去から長期的に考えてみると、梅雨があるから稲作ができる。
6月に乾燥していると麦などしか作れず、日本もパンやイモが主食だったかも。
納豆もうなぎも海苔も寿司もカレーもハヤシも、お米あればこそのごちそうですよ。
日本人のアイデンティティーの多くは梅雨によって育まれた、と言っていいでしょう?
梅雨復権の時代が来た。今年も梅雨が来てよかった。新聞などの天気図を見よ、
今までは見るのもいやだった停滞前線。半円と三角形の交互に連なる無機質な記号。
が、今見ると、なんとありがたみのある記号か。気のせいか光って見える。後光が差している。
さあ、明朝は起きたら空を見上げよう。曇っていたら、あるいは雨天だったら、
「梅雨よ今日もありがとう」とにっこり笑ってスキップしながら出勤しよう。